成人病は生活習慣から予防する

血糖値成人病は現在は生活習慣病と言う名称に変更されています。このことからも、成人病と生活習慣の関連性の深さが理解できます。この呼び方に該当する病気としては、糖尿病や高血圧などが挙げられます。こうした病気が成人病と呼ばれていた頃は、それにかかる原因は加齢だという認識が一般的でした。

成人病の成人とは、中高年の、いわゆる働き盛りの年齢層の人たちを意味しています。その年齢層になると、加齢によって体の機能に支障が生じやすくなり、それが原因で上で説明したような病気が出やすくなると言う理解がされていました。ところが同じ年齢層の人でも、こうした病気にかかって苦しんでいる人がいる一方で、そうした病気とは無縁の人もいると言う状況があったため調査が行われたところ、それらの病気にかかる原因は、加齢よりもむしろ本人の生活習慣の積み重ねが大きいと言うことが明らかにされました。そのため成人病は生活習慣病へと名称変更がされたと言うわけです。たとえば食生活ひとつとって見ても、暴飲暴食が続いている、脂質の多い食事が続いていると言うような状況では、血糖値のコントロールも不安定になりやすいですし、血管にコレステロールがたまりやすくもなります。するとそうではない人に比べると、糖尿病や高血圧に罹患する可能性は高くなります。運動習慣についても同様です。

適度な運動習慣を持っている人は、糖分や脂肪分がエネルギーとして消費されていることが期待できます。また多くの量の酸素が取り込まれるため、血管の柔軟性も保たれやすくなります。こうしたことは、糖尿病や高血圧を防ぐためには非常に効果的なことです。勿論、生活習慣だけが全てではありません。しかしそれによって改善できる部分があると言うのは事実です。ですから成人病は生活習慣病であるという認識を持って、予防に努めることが必要です。

寝不足によって重症化する

寝不足の女性成人病は、状態の継続化で死に至ることもある病であり、主に心臓病、高血圧症、糖尿病など非感染疾患などのことを指します。それらの多くは不規則な食事、不規則な睡眠、運動不足、喫煙、飲酒などによってもたらされ、日本人の死因でも上位を占める疾患となっています。

生活習慣病は前述の通り、不健康な生活によってもたらされる病ですが、そのなかでも寝不足は心臓病、高血圧症、糖尿病などを重症化させる要因となり、寝不足が継続することで、死への危険は格段に増すことになります。現在、スマートフォンやパソコンの普及によって日本人の睡眠時間は短くなっているとされ、生活習慣病の危険度も増加しているといわれています。寝不足になることで、血糖値を調整する能力が低下するとされ、糖尿病に陥る、または重症化する可能性が高くなります。また、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの作用を受ける細胞の感受性が悪くなることも、糖尿病の危険性を高める原因となっています。そして、寝不足は高血圧症にも悪影響をもたらすことが分かっています。睡眠時は副交感神経が優位になるため、心拍数が減り、血圧が下がります。また睡眠中に分泌されるホルモンの働きで血管が拡張され、血管への負担が減ることで、睡眠中は日常時よりも血圧が下がる傾向にあります。

しかし、肉体が寝不足の状態にある場合には、副交感神経よりも交感神経系が優位となってしまうため、血管の休む時間がなくなり、血管の負担が継続されてしまいます。また夜間に血圧が下がらないことで脳梗塞のリスクも増大するので、疲労がとれないだけでなく、死のリスクも同時に抱えてしまうことになります。一般に睡眠時間は6時間から8時間が目安とされているので、その時間を確保することで、生活習慣病は防ぐことのできる可能性があります。

精神的興奮を調整して成人病による死亡リスクを抑える

成人病によって動脈硬化が起こると、死亡リスクが高くなります。動脈硬化が起こると、心臓のまわりを取り囲んでいる冠状動脈の血管が詰まり、狭心症や心筋梗塞を発症する恐れがあります。狭心症は安静時に起こるタイプのほか、激しい運動や精神的に興奮を感じた時に発症するタイプがあります。

深呼吸する女性ここでは、後者の精神的興奮によって起こる狭心症の調整の仕方について触れていきます。精神的興奮を鎮めるのに役立つのが、深呼吸です。興奮しているとまわりのものが見えなくなってしまいがちですが、一度気を取り直して深呼吸することで、気持ちが安定するようになります。深呼吸のコツは、肺の中の空気を吐ききってから吸うことです。必ず吐いてから吸うを意識するようにします。こうすれば、頭で考えなくても自然に大きく呼吸できるようになります。適度な興奮は人生には不可欠なものですが、それが常になってしまうと、身体にとって大きなストレスになります。ストレスがかかると血管が収縮して血圧が高くなるなど、成人病にとっても悪い影響を与えます。

得に、血圧が高めの人は興奮には気をつけたほうが良いです。ストレスでカッとなった時に、自分流のストレス緩和方法を使えるように用意しておくと良いでしょう。また、1日のうちに血圧が変動するタイプの人は脳梗塞のリスクが高くなります。こちらの場合は1日20分ほどの軽い運動、減塩、睡眠、をしっかり調整するようにしましょう。高齢の人だと夜早く床について、夜中に目が覚めてしまうという人が多いですが、この場合には普段寝るよりも少し遅めに寝ると良いです。無理に早く寝ようとせずに、もう我慢できないというくらいになってから寝るようにしてみましょう。

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